ガールズバーの女の子から「暇だからきて欲しい」旨の営業がくると行く気が失せる男性は多いと思います。
むしろちょっとイラッとしますよね。
僕は女の子に対して「そういう営業の仕方はするな」と伝えるようにしてます。
「暇だからきて」というアプローチ方法が良くないのは当然なのですが、営業とかビジネスの集客とか心理学とかを知らない女の子はそういう悪手な営業LINEを送ってしまいます。
「暇だからきて」が何故ダメなのか、なんで行く気がうせるのかについてちょっと語ってみます。
キャバクラやスナックなど他の水商売が好きな人はそれに置き換えて読んで頂いてもいいです。
「暇だからきて」が悪手な理由
商売ではなく乞食行為に近い
商売ってのは欲しい人と売りたい人の需要と供給がマッチして成り立つものです。
ガールズバーで言えば「ガールズバーで飲みたいという需要」と「ガールズバーに飲みに来て欲しいという供給」がマッチして成り立つものです。
「暇だからきて」はガールズバーというサービスを売りたいわけです。
売りたいのはいいのですが、問題はその売り方(訴求)です。
「暇だからきて」には女の子側の「売りたい」だけで、お客さん側の「買いたい」が存在しません。
つまり、欲しいと思っていない人に対して「私が売りたいから買え」と言っているのと同じです。
営業は「相手に欲しいと思ってもらうこと」です。
相手の欲しいかどうかという感情を無視して「買ってくれ」と言っても買うわけないんですよね。
乞食営業をわかりやすく例える
「暇だからきて営業」をしたことがある女の子にもわかりやすいように例えます。
別にお腹がすいてない時に「お弁当が売れ残ってるから買って欲しい」と言われる
服を買いに来てるわけではないのに「ワンピースが売れ残ってるから買って」と言われる
こう言われて買いますか?
「あー売れ残ってるなら買うよ」ってならないですよね?
それはなぜか?
別に欲しくないから。です。
暇とか売れ残ってるとかは100%売り手の都合なわけで、買う方からしたらどうでもいい話。
ただ、売れ残りが売れることもあります。
・売れ残った弁当には値引きシールが貼られる
・売れ残ったワンピースはアウトレットで割引きされる
これなら買うかもしれませんよね。
それは値引きにより「この値段なら買おうかな」と需要が産まれるからです。
値引きすることにより、買い手側に「欲しい」
と思ってもらってるわけです。
特にお腹すいてなかったけど、値下げしてるのか。
んーちょっと小腹空いてきたような気もするなとか。
服買うつもりなかったけど、値下げか。
なんかワンピース使う機会あるかな?とか。
買う買わないの前に、欲しいか欲しくないかの感情が必要という話。
単に「暇だからきて」は「売りたいから買え」と言っているだけで、相手に欲しいと思ってもらえるかどうかというアプローチが無いのです。
営業をかけるときは「どうしたら相手が店に行きたくなるか」を考えて、飲みに行きたくなる提案をしましょう。
相手にメリットを提示するということですね。
乞食行為をおこなってもいい相手と見られているから腹が立つ
「暇だからきて」という営業に腹が立つのは「お客さん側にメリットがないのに、女の子側の要求だけを押し付けられるから」です。
そして、一方的な要求を押し付けてもいい相手だと思われてることに腹が立つのです。
「パンと牛乳買ってきて」と言われたらムカつくのと一緒です。
「は?なんで?」ってなるでしょ普通。
「パンと牛乳買ってきて」と連絡するということは、「こいつに頼んだら買ってきてくれる」と思っていることになりますからね。
受け取った側の心境は「俺のこと舐めてんの?」です。
せめて「おつりはあげるから買ってきて欲しい」と相手にメリットを提示する。
「買い物行くならついでに頼みたい」と極力相手の負担にならないように気を使う。
これがものの頼み方じゃないでしょうか。
単純に自分の要求を相手に負担させるのは、受け取った側は気分が悪いです。
人に何か頼む時は、相手の気持ちを考えて欲しいですね。
女性が乞食営業をしてしまう理由
さて、上に書いたことは義理人情がわかってお仕事を頑張ってる男性陣にとっては、当たり前に理解できると思います。
男同士だったら「自分の要求を押し付ける」みたいな行為は出来ませんもんね普通。
出来ても上下関係があって命令できる場合のみ。
じゃあなんでこんなふざけた営業を女の子がやってしまうのかを考察。
商売を知らない
そもそも商売のロジックを知らないというのが理由の1つ。
そして、女性性の特性としてお互いの利害を考えるということをしない。
男性なら商売でなくても「お互いの利害やメリットデメリットを考慮して落とし所をきめて商談成立。もしくは不成立」という感覚があるはず。
それが女性にはないんですよね。
つまり自己中。
・欲しいから買ってって言う
・食べたいから作ってって言う
・来てほしいから来いって言う
女性が悪いということではなく、女性はそういう生き物だってことです。
ですので、本人達は悪気はありません。
「自分の要求を伝える」のが普通。
男なら他人に要求して断られたら「相手にメリットを感じてもらてなかった」とか「メリットを感じてもらえなかったので失礼な依頼をしてしまったかもしれないヤベぇ」とかなるんですよ。
それが女性にはない。
言うだけ言ってみて、要求が通ったらラッキー。ダメだったらもうお願いしたことも忘れてるって感じです。
この辺の男性脳と女性脳とのギャップが、男性をイラつかせる要因だと思います。
乞食営業が通用するパターンもある
乞食営業が無くならないもう1つの要因としては「乞食営業が通じることもあるから」です。
通じるパターンはいくつかあります。
・たまたまタイミングがあう。
・ちょうど今からどっか飲みに行こうと思ってた
・ちょうど近くにいた
そういう人に当たれば「暇だからきて」でも成立します。
それと自分にメリットが無くても相手の要求を飲む人もいます。
これは関係性次第ですね。
・アイドルに対してのファン
・孫に対しての祖父母
・ペットに対しての飼い主 など
統一して言うと「対象とファン」の関係性です。
彼らは無償でも要求を飲んでしまいます。
要は「おねだりが通じる」ってことです。
言わなくてもわかると思いますが、ガールズバーにおいては「女の子と、その女の子に気がある男性」という関係性になります。
この場合では一方的な要求が通ってしまいます。
で、このように「たまたまのタイミング」や「関係性」での成功体験があるから、同じような要求をいろんな人に送ります。
その結果「タイミングでもないし、ファンでもない人」はイラッとして逆に行く気が失せます。
女性には悪気はない
乞食営業(おねだり)を受け取った場合は、その関係性によってはイラッとさせられますが、そこで怒るのはやめましょう。
彼女らに悪気はありません。
もし自分の子供や、親戚、友達の子供などがおもちゃやお年玉をねだってきたら「仕方ねぇ、おじさんが買ってやるよ、かわいいなこのやろう」ってなりますよね。
でも全然知らん子供がいきなり「おもちゃ買って」ってきたら「なんだこのクソガキ」って思いますよね。
でも子供には悪気ないじゃないですか。
「無償の愛が存在するからおねだりが成り立っている」とか子供は考えてないわけで。
なんとなく「大人にねだれば買ってもらえるかも」と知らん人にねだってしまっているだけです。
20代の女の子の思考レベルはこれと一緒なんです。
男性はある程度大人になると「おねだりは通用しない世界」で生きることになりますので、自然と人に頼み事をするなら「それなりの交換条件」とか「それなりの対価を払う」必要性を覚えます。
でも若くてかわいい女の子は「おねだりが通用する世界」で生きているので、まだおねだり=乞食だと理解出来ていないのです。
実際に女の子のおねだりに応じる男性がたくさんいることで「おねだりが許される世界」が形成されているわけで、女の子だけが悪いわけでもありません。
とりあえず本人にとっては「おねだりはしてもいいもの」ですので、悪気なく「暇だから飲みに来て」と言っています。
暇だからきて営業にいちいち傷つかない心得
男性陣に伝えたいのは「暇だからきてLINE」はいちいち気にしなくていいってことです。
既読無視でいいです。
男性脳と女性脳は仕様が異なるということを理解して欲しいです。
男性の場合は、人に何かお願いする時ってそれなりに覚悟が必要です。
「お恥ずかしいですが、ちょっと今本気でヤバいので、なんとか今回だけ力を貸して頂けませんでしょうか。ご恩は必ずお返ししますので。」
みたいな。
これ男性だけですからね。
だから「わざわざ連絡して来たんだから、助けてあげたいけどどうしよう、、」とか考えるのは間違いです。
女性は「こんなお願いしたら失礼かもしれない」とか考えてないですからね。自己中なので。
別にそこまで困ってなくて、適当におねだりしてるだけです。
んで「〇〇さんが来てくれないとヤバい!」というコピペLINEを10人くらいに送ってます。
要はアレです。
ガールズバーの女の子からの営業LINEは、企業のメールマガジンと一緒です。
たまたまタイミングとか条件があった場合は「お、それ欲しい!」ってなりますが、それ以外の人にとってはゴミ箱行きです。
いちいち「そのサービスは今は必要ありませんので、またの機会に」
とかメルマガに返信しないですよね?
「もっと俺の興味を引くようなLINEを送ってみろ」ってスタンスで既読無視すればいいです。
あ、「既読無視したら女の子が傷つくかも?」とか思わないで下さいね。
女の子は傷つかないので大丈夫です。
一男が心に傷をつけられるほどヤワじゃありません。