キャバクラではおなじみの同伴ですが、ガールズバーにおける同伴はどうなの?という疑問に対する回答です。
- そもそもガールズバーに同伴はあるの?
- お客さんと出勤前にご飯行く必要あるの?
- 女の子に同伴誘われたけど何か意味あるの?
などの疑問に対して解説してみます。
キャバクラの同伴が成り立つ利害関係の話
そもそも同伴てなんのためにあるのかを理解するための前提知識。
キャスト側もお客さん側も、わざわざお店以外の場所でお互いの時間を使うからにはそれぞれに同伴をするメリットが存在する必要があります。
同伴をするにはお互いにメリットがある状態、つまり利害関係が一致した状況でなければなりません。
ではそれぞれの同伴におけるメリットはなんでしょうか。
キャバ嬢側の同伴のメリット
キャバクラではお店の料金システムに「同伴」があります。
そのため、女の子としては同伴をすることによって確実に金銭的なメリットがあります。
実際には同伴料金だけでなく、指名料やドリンクバックもついてきます。
キャバ嬢が同伴する利害 | |
---|---|
客→嬢 | 嬢→客 |
同伴料金3000円〜 | プライベートの時間 |
指名料2000円/1セット〜 | |
ドリンクバック2000円〜 | |
タダでご飯が食べられる | |
同伴・指名のノルマ達成 |
キャバ嬢の仕事は単純な時給だけでなく、指名やドリンク代などで加算される歩合の部分も大きいです。
お客さんにつけず待機していたり、客席についたとしてもドリンクを出してくれないフリーのお客さんだったりすると稼ぎ額が少ないです。
そのため、出勤している時間はなるべく指名やドリンクなどでお金を使ってくれるお客さんの席についていた方がいい。その方が時給換算としては大きくなり、給料の総額を増やせます。
出勤した直後から指名やドリンクを確約出来る同伴は、キャバ嬢にとっては対価としてプライベートな時間を提供するだけのメリットがあるということ。
他にも同伴や指名の回数にノルマを課している店もありますので、ノルマ未達のペナルティを回避したいからという需要もありますね。
この辺は話が脱線するので戻します。
お客さん側のメリット
お客さん側の同伴をするメリットはズバリ「女の子とプライベートな時間を過ごせること」です。
普通に店に飲みに行く金額に加えて、食事代や同伴料金などを合わせてプラス2~3万を上乗せすることで女の子のプライベートな時間を買っていると言えます。
中には、良心的でお金に余裕があるお客さんで店前同伴をする人もいます。
店前同伴とは食事デートなどをすることなく、同伴した”てい”で一緒に出勤することです。
女の子に対価を求めず、ただ同伴料金分を多めに払うだけです。
中にはこういうお客さんも大勢いらっしゃるので、同伴したくらいで「同伴してやった」「飯奢ってやった」みたいに上から行くのは避けましょう。
偉そうにするとモテません。
キャバクラで同伴をする意味まとめ
女の子はプライベートな時間をお客さんに提供。
お客さんお金を使ってあげる・同伴や指名の実績を作ってあげる。
これらがお互いにWin-Winとなった場合になされるのがキャバクラの同伴です。
しかし、ガールズバーにおいては同伴や指名の料金システムが異なりますので、同伴をする意味合いがやや変わってきます。
ガールズバーで同伴をする意味
本来の「キャバクラの同伴」の理由を踏まえて、ガールズバーだとどのように意味合いが変わるのでしょうか。
お店としては同伴をどう扱っているのか
まず、ガールズバーは店によってルールがバラバラですので、あくまでも一般論で説明することをご了承ください。
ルールが変わる店が存在する可能性はあります。
一般的にガールズバーでは「同伴」「指名」というシステムが存在しない場合が多いです。
そのため、女の子がお客さんと営業前に食事をしてようが、それはプライベート(店とは関係なく)でやってることと店は認識しています。
「同伴します」という言葉を使うこともありますが、システムのことを指しているのではなく文字通りの「同伴(一緒に連れて行く)」の意味です。
女の子側の金額的メリットは少なくなる
ガールズバーは同伴のシステムがありませんので、お客さんに付き合ったところで同伴した分の利益が出る訳ではありません。
また、指名のシステムも無いか、あっても少額(500円~1000円程度)です。
金額的な部分を見ると、キャバクラと比較して同伴するメリットはそれほど無いように思えますね。
ただ、全く同伴をする意味が無いわけではありません。
フリーのよく分からないお客さんにつくよりは、食事に連れてってくれるような気心が知れたお客さんについてた方が女の子としても楽しいです。また、お客さんがいなくて外に客引きに出されるのも回避出来ます。
同伴するお客さんを選ぶのはキャバ嬢もガールズバーの女の子も一緒です。
ただ、「ほんとは同伴したくないけど仕方なく同伴する」といった仕事的な感覚での同伴はガールズバーでは少なくなります。
キャバ嬢と違って、嫌なのを我慢して同伴するだけのメリットはありませんから。
逆に言えば、店のシステムとして同伴も無いので、お客さんに誘われても同伴に応じる義務がないのがガールズバーです。
そもそもバイトという身分でそんなに高くない時給で働いているのに、お金にならないプライベートな時間を売る必要はありません。
お客さん側のデメリットほほぼない
同伴システムがないことで、女の子や店としては金額的なメリットは少ないのですが、お客さん側の立場からすると特にデメリットはありません。
同伴してもしなくても特に料金に変更はありませんので。普通に女性を食事に連れてってあげる感覚です。
注意した方がいいのは、キャバクラ感覚で女の子に同伴に付き合うことを強要しないこと。
上に書いたように、ガールズバーの女の子にとっては正直わざわざ行きたくもない同伴に付き合う理由はありません。
ここを「客が誘ってるんだからご飯くらい付き合って当然でしょ」というように、キャバクラのような対応を求めるのは間違いです。
他、あえてお客さん側のデメリット・注意点をあげるとすれば、同伴したことが店内全員に知られるということでしょうか。
キャバクラと違ってボックス席が別れてはいませんので、一緒に来たことが全員にわかります。
基本的には何も問題はないと思いますが、変に嫉妬されたりギスギスしないように他の女の子や店長、常連さんなどと良好な関係を築いておくことをおすすめします。
逆に女の子からすると「Aさんと同伴するなら、他の人に何も文句は言われないだろう」という人を食事の相手として選びやすいですよね。
ガールズバーの子とプライベートで絡みたければ、お気に入りの子だけでなく店全体と仲良くしておくことを推奨します。
同伴まとめ
ガールズバーで働く女の子としては、特に同伴をしなければならないといった義務はありません。
同伴したい(してもいい)というお客さんがいたら、機会があれば食事に連れてってもらえば良い。
いやなら、適当な理由をつけて断ってOKです。
お客さんとしては、最低限キャバクラ対応を求めるのは避けること。
同伴したければ「この人とならプライベートでご飯行ってもいい」と思われるような飲み方をしましょう。
同伴に応じてもらえたのなら、ある程度信頼を得られているということになります。
日頃から、そういう関係を築けるように飲んだ方がガールズバーは楽しいですよ。
アフターに関してはまた別の記事で書く予定です。